個展

小屋哲雄展(古典抽象主義・15「古典抽象主義の原点」)

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2011年10月31日(月)-11月5日(土) 画廊宮坂


Book of”Centered Resurrection”
(「中心の復活」の書物)
F100 カンヴァスに油彩・アクリル 2011

中心のあるComposition
P40 カンヴァスに油彩・テンペラ 1991

黄色い中心のある風景的Composition
F30 カンヴァスに油彩 1991

植物的Composition
F25 カンヴァスに油彩 2004

Composition
M25 カンヴァスにOGテンペラ  1991

スクエアな風景的Composition
S20 カンヴァスに油彩  2000

宗教的Composition
F20 カンヴァスに油彩  2001

「中心の復活」の基盤構造
F15 カンヴァスにテンペラ・アクリル
・ガッシュ 1991

Composition
F15 カンヴァスに油彩 1995

Yellow Composition
F15 カンヴァスに油彩 2003

Composition
M15 カンヴァスに油彩 1995

風景的Composition
F10 カンヴァスに油彩 1991

浮遊するオレンジ
F10 カンヴァスに油彩・アクリル 2011

ウッチェロによる構成(1)
M10 カンヴァスに油彩・テンペラ
・クレヨン 1991

ウッチェロによる構成(2)
F4 カンヴァスに油彩・テンペラ・ガッシュ 1991

Composition(ポンペイ)
M8 カンヴァスに油彩 1991

人物的Composition
M6 カンヴァスに油彩・テンペラ
・ガッシュ 1991

Composition
M6 カンヴァスにOGテンペラ 1991

Composition
F4 カンヴァスに油彩・OGテンペラ 1991

3人の修道士
F4 カンヴァスにガッシュ 1991

Composition
F4 板に油彩 1991

磔刑Composition
F4 カンヴァスに油彩・OGテンペラ・
ガッシュ 1991

十字架降下Composition
SM カンヴァスに油彩・OGテンペラ・ガッシュ 1991

聖母子Composition
SM カンヴァスに油彩・OGテンペラ 1991

Composition
SM カンヴァスに油彩 1991

Composition
SM カンヴァスに油彩 1991

二律背反Composition
SM カンヴァスに油彩・OGテンペラ 1991

複雑系
SM カンヴァスに油彩 1999

Composition(ポンペイ)
F0 カンヴァスにテープ 1991

Composition(ポンペイ)
F0 カンヴァスに油彩 1991

イコン
F0 カンヴァスに油彩 1991

現象言語(オレンジ)
F15 カンヴァスにアクリル 1988

現象言語
B2 パネルに油彩・アクリル 1988

現象言語
木炭紙大 パネルに油彩・アクリル・ペン

会場風景


古典抽象主義の原点について

今回の個展は、私が自身のテーマとする「古典抽象主義」の発表の15回目となるので1つの節目として、新作と共に、主に1990年代の作品を多く展示し、古典抽象主義に至る道を原点として展示する。

「古典抽象主義」とは古典絵画の持つ豊かな空間性をそのまま純粋に生かした抽象画というテーマである。大学院時代の作品は「中心の復活」というテーマを持たせ制作したものが多い。純粋抽象に至るがために絵画から消えていった中心を、内容的にも図像的にも復活させ、しかも「抽象」として成立させようという試みである。詳しくは私の博士論文「『地』と『図』の関係における抽象絵画の考察」に記述してある。長い論文なので内容をかいつまんでお知りになりたい方は著者に尋ねて頂きたい。

「中心の復活」のタイトルはハンス・ゼードルマイヤーの「中心の喪失」を読んだ時に浮かんだものである。

それが為の様々な試行錯誤の作品を展示し、ご来場の皆様とその過程などについて会話が出来たら嬉しいと思っている。

「中心の復活」に思いをはせる日々に。

小屋哲雄 2011.10.31

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